
プロジェクト · サイン計画 · 2023
東京現代美術館のサイン計画
5 年にわたる改修を経て再開した、渋谷の中規模現代美術館のためのサイン計画。日本語を主、英語を従としつつ、どちらの読者も「翻訳階層」に置かれていると感じないことをブリーフの前提に据えました。
ブリーフ
既存のサインはほぼすべて日本語で、英語は最も公共性の高いエリアにのみ「サービス」として添えられているように読めました。改修は、英語話者の来館者比率が無視できない大きさで増えているいま、二言語のヒエラルキーをゼロから組み直す機会でした。

アプローチ
和文ディスプレイと欧文ディスプレイの二つのウェイトを軸に、タイポグラフィを再構築しました。両者は x ハイトと線幅の太さがほぼ揃うように調整しています。二言語サインでは日本語を主行、英語をその 1 ルール下に同サイズで配置。三言語が必要な 4 つの主要ギャラリーでは、英語の 1 ルール下にもう一つのラテン書体ウェイトを、同じサイズで加えました。原則は、情報のヒエラルキーは空間のシーケンスで示し、タイポグラフィの「格下げ」では示さない、というものです。
成果物
2 棟にわたるサイン計画。主要・誘導・同定サインのファミリー。6 室分のギャラリー・タイトル組版。印刷物(館内マップ)。ドキュメンテーション・マニュアル。
プロジェクト
クライアント
渋谷の中規模現代美術館
年
2023
建物
2 棟 · 4,200 m²
役割
サイン戦略 · 二言語タイポグラフィ · サイン・システム · ドキュメンテーション